乳腺・内分泌外科
診療責任者
- 内藤 明広
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- 部長
- 川口 暢子
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- 管理部長
患者の皆さまへの一言
日本人女性の乳がん罹患率は年々増加傾向にあります。しかし、検診受診率は20%台であり、先進国では極めて低いレベルにあります。乳がんの家族歴のある方は1年に1回、それ以外の方も1~2年に1回の検診をおすすめしています。マンモグラフィと乳腺エコーの併用検診が望ましいと思います。
代表的な対応疾患
- 乳腺疾患
- 甲状腺疾患
診療内容
- 検査・診断
- 受診された日に乳房エコー・マンモグラフィなどの検査を行い、その日に結果を説明するようにしています。女性医師もおりますので、ご希望の方はお問い合わせください。
エコー・マンモグラフィの検査室は乳腺検査室として一体化しており、バスタオルを羽織ったままの移動が可能です。必ず、女性の検査技師が検査を担当します。 エコーはエラストグラフィも併用しています。穿刺吸引針生検であるマンモトームはエコーとマンモグラフィの両方を常備しています。乳がんと診断された場合にはMRIやPET-CTなどで拡がり診断や遠隔転移の診断を行っています。 - 2017年1月にABUS(自動式乳房専用超音波検査システム)を導入しました。
- 約1分間で、連続的に約300枚の横断面・冠状断面の画像を自動取得できます。
短時間で安定した品質のデータを収集して観察でき、診断精度の向上につながります。 - 手術
乳がんの手術件数うち乳房温存手術の割合は約 60% です。リンパ節への転移を認めない症例に対しては、センチネルリンパ節生検を併用法(アイソトープ・色素)で行っています。
術前・術後の補助療法はガイドラインに従い行っています。術前化学療法も積極的に導入しています。原則、外来化学療法室にて行います。
診療方針
乳がん診療はチーム医療です。医師に話すことができない場合でも看護師が「乳がん何でも相談室」を開設しており、不安などの解消に努めています。また、化学療法中には認定薬剤師・看護師などがサポートします。
診療実績
疾患別の治療・手術・検査実績(件)
2018年 | 2019年 | 2020年 | |
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乳がん手術 | 162 | 131 | 84 |
甲状腺疾患手術 | 25 | 29 | 26 |
医師紹介
氏名 | 役職 | 出身大学 | 医師免許取得年 | 主な専門領域 | 指導医・専門医・認定医など |
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内藤 明広 | 部長 | 名古屋市立大学 | 1988年 | 乳腺外科全般、甲状腺外科 |
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川口 暢子 | 管理部長 | 名古屋市立大学 | 1989年 | 乳腺外科全般 |
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